中年と言った歳は下手に経験を積んでいるだけにそれに頼った行動をしてしまいがちですが、ネット副業の様な物は時に新しい物である為にその様な思い込みが通用せずに失敗する原因となる可能性もある。
実際に私がネット副業に手を出したケースがこれに当たりそれなりにネットの事も知っていたし、仕事においても様々な事を経験していたのでそれが活かせるとも思い込んだ物である。
だが蓋を開けてみると戸惑う事が多くしかも手を付けた時に強く感じたのは自分の準備不足であり、そこには知識の欠如やこれまでの常識が全く通用しないと言った事もあった。
とは言え中年の妙なプライドがその様な劣った部分を認めずに半ば見切り発車に近い形で取り組み、最初の内はサポートもあって上手く行っていたが忙しく成ってくると直ぐに限界がやってきたのである。
私がやっていたネット副業は色々な商材を必要とする人に紹介すると言った物であり、種類が豊富なので個人だけではなく企業向けと言える物もあってやり易い物ではあった。
しかしそれだけに商品に関する説明や取り扱いと言った細かな事まで一人でフォローする必要があった物の、当時の私はある意味では腰掛け程度の気持ちでやっていたのでこの辺が決定的に疎かに成っていたのである。
またスタートに当たってはこの様な部分に関して先にやっている人がカバーしてくれた上に、仕事前の説明では助け合うと言う事が前提だったので人任せにしても良いと言う感覚が強かったのも間違いの元である。
私は正直に言うと宣伝に関しては組織内でも上手い方であり次々と客を獲得したのだが、交渉その物に関しては他人任せにしようとしていたので実際に購入させる段階に成ると勝率はかなり悪かったとも言える。
また数撃ちゃ当たるの姿勢でいたので客の質その物を選ばなかったのも問題と成り、フォローする人らの許容を超えて彼らの仕事の邪魔にさえ成り始めて行ったのだ。
最終的には私を助けてくれる人はいなく成りその時に成って始めて商材に関する勉強を始めたのだが、手順としては明らかに間違っておりその後は同じ時期に始めた人達に完全に遅れを取る事となる。
その後も細々と続けて今日に至るが既に以前の様な状態は維持できなく成っており、改めて基礎を作らずに始めた事に強い後悔を抱いたままである。
ただ面白いのは商品に関する勉強を始めると話が以前に比べてもやり易く成ったと感じる部分で、回数は減ったが確実性と言った物は比べ物に成らなくなってもいる。