ネット副業をしている人達にとって、怒りと舌うちで迎えられたのがマイナンバーである。
しくみも今いち分らなかったが、私に取って何も嬉しくもメリットも無い制度だというのは、よく分ったので余計な制度を作るもんだとニュースを見るたびにイライラしていたものである。
夕方のニュースでは、ぼかし付きでインタビューを行っており、会社で副業をしている人は内緒でしている人も多く、内職を辞めなければいけないとため息をこぼしていた方もいらっしゃり、こちらもどんよりとした気分になったものである。
私の場合は、小さな会社であり社長が副業についてどのような考えを持っているのかいまいち分らず、分らないからこそ、副業について正面から聞いていいものなのかヒヤヒヤものである。
副業に反対かもしれないのに聞いてみて、何だ副業しているのか?うち禁止だぞと言われてしまったら、今後も会社での席が確保されるのか、ある時席が消えてしまうのなど、色々な問題を想像してしまう事態も考えられるのである。
今度社長の機嫌がいい時を選んで聞いてみたいが、私の場合は社長も問題だが夫の方も問題である。
夫には、「こうゆう副業をしている」とは少し話した事はあるが、割とまじめにこつこつと、記事を書いてお金を貰っているとは思ってないであろうし、私が副業をして貯めたお金は子どもの食費や、貯蓄にまわせるようにしたいと考えているので、はっきり言って収入額を知られたくないのである。
ある時、給与明細の整理をしていた時に一緒にしまっていた源泉徴収票が夫の目に留まり、「へ~このくらい稼いでいるんだ」とまじまじと見られた事があったのである。
それ以降、何かを買ってくれと言われる機会が増えたような気がしないでもなく、一時悩んだものである。
私たち夫婦は金銭感覚に違いがあるほうで、私は周りから認められるケチであり、夫は実の母からもお金があるなら割と使うほうであり、お金を貯められないと認められており、「ケチ」と「浪費家」の典型的な夫婦である。
きっともっとお金を使いたいのだろうなと思う所であるが、そこにある金額で生活をしていきたいので、プラスαのネット副業のお金は、無いものとしたいというのが、私の考えである。
私のネット副業を生活費の一部として考えそうな夫からは、私のマイナンバーは見られない様に死守しなければいけないので、私の実家に避難させ私よりしっかりしている、私の母の元実家のどこかで眠っているのである。