私は自他共に認める貧乏サラリーマンだ。勤務先は今にも潰れそうな零細企業であり、会社の安月給だけでは生活できない状態だ。だから私はその不足分を、ネット副業やネットビジネスなどで補っている。
ただし、本当はネット副業ではなくてアルバイトで補いたいと思っていた。それが本音だった。なぜなら、そのほうがネットよりも多目に稼げそうだからだ。しかし、会社は零細のクセにバイトを禁じているので、やりたくても出来なかった。それで私は毎月、せっせとネット副業に勤しんでいるのだ。
具体的には各種のアンケート・サイトでアンケートに答え、時々、個別調査にも応じている。また、ウェブ・ライターの真似事のような物書きの仕事もあり、時間の許す限り書いている。ただし物書きの場合はテーマが与えられるので、自分に書けるテーマしか出来ない。
物書きはアンケートよりも効率は良いのだが、数はこなせない。それが難点だ。
それから会社の勤務中、人目を盗んで様々なポイント・サイトでゲームをしてポイントを貯めていたりもする。要するに仕事の合間の息抜きにポイントの貯まるゲームをしているのだ。
もちろん、このポイントも一定以上貯まると換金できる。効率の悪い稼ぎ方ではあるが、無いよりは遙かにマシだ。
自分で出来るネットビジネスは、他にも色々あるらしい。しかし私は、今のところアンケートと物書きとゲームで手一杯だ。
それ以上何かやろうと思ったら、別の何かを犠牲にしなければならない。しかし別の何かを犠牲にしても、絶対に今より儲かるという保証はない。それどころか、下手をすると今より損してしまう危険がある。そのリスクを考えると、何か新しいことを始める気にはなれない。
結論を言うと、ネットビジネスにも才能が必要だ。才能があれば、月10万円以上稼げるだろう。実際、そんな羨ましい人は私の知人にもいる。しかし私の場合は、残念ながら乏しい才能しかないようだ。だから毎月の稼ぎは、最高でもせいぜい3万円程度だ。
最初の頃は、「自分もそのうち月10万以上稼いでやるぞ」などと頑張っていた時期もあったのだが、頑張っても難しかった。それで私は気持ちを切り替えて、毎月3万円を目標にして頑張っているのだ。これはこれで悪くはない。月3万円の副収入で、実際、助かっている。おかげで生活は何とか成り立っているのだ。
ネット副業は、決して無理をしてはいけない。自分の出来る範囲内でやることだ。そうでないと挫折してしまう危険がある。実際に何年間かやってみて、私はそう実感している次第だ。